Coogiタグを七つの欄に分ける
Coogiのタグは、カラフルなCOOGI AUSTRALIAの織りタグ、素材とサイズの白タグ、RN・CAが入るケアタグ、デニムの革パッチなど、服種によって構成が変わります。まず何年代かを決めるのではなく、ブランド・ライン名、タグの種類、来歴表示、素材、サイズ、番号、生産・ケアの七つへ分けます。
トップ画像には、MとXL、100% MERCERISED COTTON、MADE IN AUSTRALIAが見えるラベルが並んでいます。二つのタグは似ていても、別個体・別資料です。文字を一つのタグへ合成せず、サイズや縫い付け位置をそのまま記録します。
写真から拾う七つの情報
- ブランド・ライン:COOGI、COOGI AUSTRALIA、Coogi Australia、Jeansなど。
- 来歴表示:Since 1969、Australia、Originalなど、タグにある文言。
- 素材:100% MERCERISED COTTON、100% PURE NEW WOOL、40% LINEN 60% COTTONなど。
- サイズ:S、M、L、XL、XL/XG/XG、9Jなど。
- 番号:RN #74095、CA #19501、RN# 130323など。
- 生産表示:MADE IN AUSTRALIA、MADE IN CHINAなど。
- ケア:ドライクリーニング、洗濯、漂白、乾燥、平干し、色分けの注意。
この分類なら、派手なニットだから古い、Australia製だから特定年代、Since 1969だから1969年製、という単独判断を避けられます。首元だけでなく、脇のケアタグ、デニムの腰パッチ、裏側のサイズ表示も同じ個体として撮影します。
文字が擦れて読めない部分は、似た資料から補いません。確認できた印字と、そこから考える年代の候補を分けることが、Coogiの古着を正確に説明する第一歩です。
Coogi Australiaと素材表示
Coogiのセータータグには、COOGI AUSTRALIA、100% MERCERISED COTTON、サイズ、MADE IN AUSTRALIAが見える資料があります。ブランド名、加工・素材表示、サイズ、原産国を別々の欄へ置くと、同じAustraliaタグの中でも違いを比較できます。


画像01はS、画像07はXLで、どちらもMercerised CottonとAustralia表示を含みます。サイズが違うため、同じ商品のタグを組み合わせず、タグの色・余白・文字位置・縫い付けとともに個体差として記録します。
Mercerised Cottonは素材情報
Mercerised Cottonは、タグ上の素材・加工に関する表示です。これを年代名やライン名へ読み替えません。現在の光沢、手触り、毛羽立ち、色あせ、縮みは現物の状態であり、素材表示とは別に説明します。
Made in Australiaは生産地を示す表示です。Coogi Australiaというブランド表示や、後述するSince 1969の来歴文とは役割が違います。国名をブランド名の一部へ短縮せず、タグの文字をそのまま残します。
Pure New Wool・Mercerised Cotton
Coogiのニットには、100% MERCERISED COTTONだけでなく、100% PURE NEW WOOLや40% LINEN 60% COTTONのように素材構成が異なるタグがあります。素材の違いは服種・季節・個体を分ける材料ですが、それだけで製造年を決めるものではありません。


画像03はPure New WoolのM、画像10はLinen・Cotton混紡のLです。同じCoogi Australiaでも、素材・サイズ・タグのデザインが違います。繊維組成を「ウール系」「コットン系」とだけ要約せず、タグにある割合と名称を残します。
素材とケア方法を結び付ける
ウール・綿・麻の混率によって、洗い方、乾燥、保管、毛玉の出方が変わります。ケアタグが確認できる場合は、素材表示と別欄で洗濯・ドライクリーニング・平干し・漂白の可否を記録します。素材名だけからケア方法を創作しません。
セーターの立体的な編み、色の切り替え、糸の太さ、補修跡も個体の状態です。タグの組成表示と、現在のニットのコンディションを一つの断定へまとめないようにします。
デニムパッチとSince 1969
Coogiのデニムには、腰にCOOGI、AUTHENTIC AUSTRALIAN、COOGI AUSTRALIA SINCE 1969などが入った革・織りパッチや、カラフルなモザイク状のラベルがあります。パッチはブランドとデニムのモデルを考える入口になりますが、パッチの年表記だけで製造年を決めません。


画像02ではAuthentic Australian、画像09ではSince 1969とポケットの刺繍が見えます。英字の大文字・小文字、パッチの素材、縫い糸、ポケット配置、刺繍の形を別々に記録します。似たデザインでも、同じ個体・同じ年代とは限りません。

画像05のようなモザイク柄も、Coogiらしさを確認する視覚的な材料です。ただし、色や柄の印象だけで年式を固定せず、腰パッチ、内側タグ、ケア表示、服の仕様と照合します。
Since 1969を製造年としない
Since 1969はタグ・パッチ上の来歴表示として読むのが基本です。1969年製のデニムを直接示す日付とは限りません。実際の製造年を候補にするには、腰タグ、ケアタグ、ボタン、リベット、ステッチ、品番、生産表示など別の根拠を照合します。
古着のパッチは、交換・後付け・縫い直し・摩耗が起こります。パッチの状態と腰帯のステッチ、内側タグ、デニムの色落ちが対応しているかを確認し、疑問があれば断定せず要確認として残します。
Made in Australia・Chinaの違い
Coogiの資料には、Made in Australiaのセーター・ニットタグだけでなく、Made in China、Hecho en China、Fabriqué en Chineが並ぶTシャツタグもあります。生産国は個体の分類材料ですが、国名だけで年代を直線的に並べる情報ではありません。

画像08では、サイズの複数表記、生産国の英語・スペイン語・フランス語、RN 130323が一つのタグへまとまっています。画像01・03・07のMade in Australiaと比べても、タグの役割・言語・サイズ表記が異なります。
Australia表示を一つにまとめない
COOGI AUSTRALIAはブランド表示、MADE IN AUSTRALIAは生産表示です。両方が見えるタグでも、同じ意味として短縮しません。Made in Chinaのような別の原産国表示がある個体では、ブランド名と生産国を分けて記録します。
生産国の違いが見つかったときは、素材、服種、タグ型、RN・CA、ケア表示を一緒に確認します。検索で見つかった製品説明の年代を、そのままタグの製造年へ移し替えないことも大切です。
RN 74095・CA 19501・ケア表示
Coogiのケアタグには、100% COTTON、RN #74095、CA #19501、Made in Australia、Professional Dry Clean、Machine Wash Coldなどが見える資料があります。番号、素材、生産国、ケア方法を別々の欄へ置き、数字を年式コードへ変換しません。

画像06では、素材・RN・CA・原産国と、専門的なドライクリーニング、冷水のデリケート洗い、漂白不可、低温乾燥・平干し、濃色分けなどの表示が確認できます。これらは個体の素材と手入れを読む情報で、製造年の直接表示とは分けて扱います。
RN・CAは見出し付きの番号
RN #74095とCA #19501は、タグ上の番号として記録します。数字の大小や並びから製造年・ブランド設立年を算出しません。タグの見出し、番号、隣接する素材・サイズ・国名を写真と対応させます。
ケア表示が見えない場合は未確認とし、別のCoogi資料の洗濯方法を同じ服へ流用しません。ニットの現在の縮み、毛玉、ほつれ、穴、補修も、タグの組成・ケア表示とは別の状態欄へ残します。
Coogiタグの比較表と年代の考え方
Coogiのタグを並べると、Australia製のMercerised Cottonタグ、Pure New Woolタグ、Linen・Cotton混紡タグ、China製Tシャツタグ、デニムのAuthentic Australian・Since 1969パッチ、RN・CA付きケアタグという複数の役割が見えてきます。比較表は製造年を自動で決める表ではなく、手元の個体を分類する記録です。
| 資料のタイプ | 確認できる表示 | 主に見る欄 | 断定しないこと |
|---|---|---|---|
| Australia製コットン | COOGI AUSTRALIA、100% MERCERISED COTTON、S/XL、Made in Australia | 素材・サイズ・生産 | 素材や国名だけで年代を固定しない |
| Woolタグ | 100% PURE NEW WOOL、M、MADE IN AUSTRALIA | 素材・服種・サイズ | Pure New Woolを年式コードにしない |
| China製Tシャツ | XL/XG/XG、Made in China、Hecho、Fabriqué、RN 130323 | サイズ・言語・番号・生産 | RNの数字だけで年代を決めない |
| デニムパッチ | AUTHENTIC AUSTRALIAN、COOGI AUSTRALIA SINCE 1969 | 部材・刻印・刺繍 | Since 1969を製造年としない |
| ケアタグ | 100% COTTON、RN #74095、CA #19501、ケア表示 | 組成・番号・手入れ | ケア文だけで年式を断定しない |
年代は「確定」「候補」「未確認」の三段階で残します。Since 1969やAustraliaの表示がある場合は、まずその文字を確認した事実として書きます。製造年を候補にするには、タグ型、服の仕様、ケア表示、RN・CA、生産国、販売時期が同じ個体で矛盾しないかを確かめます。
カラフルな編みやAustraliaの文字は印象的ですが、画像の雰囲気だけで年式・真贋・価値を断定しません。タグにある事実、現物の仕様、状態、推測を分けるほど、後から別資料が見つかったときも説明を更新しやすくなります。
購入前に見るCoogiタグのチェックリスト
- COOGI、COOGI AUSTRALIA、Jeansなどのブランド・ライン表示を確認したか。
- Since 1969やAustraliaの来歴表示を、製造年と混同していないか。
- S、M、L、XL、XL/XG/XG、9Jなどを印字どおりに記録したか。
- 100% MERCERISED COTTON、100% PURE NEW WOOL、Linen・Cotton混率を確認したか。
- RN #74095、CA #19501、RN# 130323を見出し付きで残したか。
- Made in Australia・Chinaを、ブランド名や来歴表示と分けたか。
- デニムのパッチ、刺繍、腰帯ステッチ、内側タグが同じ個体へ対応しているか。
- ドライ、冷水、漂白、乾燥、平干し、濃色分けなどのケア表示を確認したか。
- タグだけで年代、真贋、価値を断定していないか。
撮影するときは、首元・脇・腰パッチ・ポケット・ケアタグを分け、タグ全体と文字の接写を残します。表示サイズと実寸、タグの組成と現在の状態、ブランド表示と生産国を別欄へ書くと、購入後の認識違いを減らせます。読めない表示は未確認のままにし、似た個体の文字を足しません。
ストリート系タグを横断して比較する
Phat Farmのタグ年代を見る:Since 1992、Phat Classics、RN・サイズ・生産表示を分けて確認する記事です。
Starterのタグ年代を見る:次の記事では、別のストリート系ブランドのロゴ・生産表示・ケアタグを比較します。
リンク先が未作成の場合は、企画表の順番に合わせて順次追加されます。
まとめ
Coogiのタグ年代を考えるときは、COOGI AUSTRALIA、100% MERCERISED COTTON、100% PURE NEW WOOL、Linen・Cotton混率、Since 1969、サイズ、RN・CA、生産国、ケア表示、デニムパッチを役割ごとに読みます。Australiaや年表記、カラフルなニットの印象だけで製造年を断定せず、同じ個体のタグ・服種・実寸・編み・縫製・状態と照合し、確認できた事実と推測を分けることが正確な古着記録につながります。
