Lacosteのタグは最初に五つへ分ける
Lacosteの古着を見たとき、緑のワニや赤い口の印象だけで年代を当てようとすると、フランス製のCHEMISE、アメリカ向けのIZOD、DEVANLAYのケアタグ、後年のラインを同じ基準で見てしまいます。最初に、タグに残っている情報をブランド・ライン、サイズ、生産地、素材・ケア、識別番号の五つへ分けてください。
たとえば、CHEMISE LACOSTEのタグではMade in Franceの文字とワニが目立ちます。IZOD LACOSTEのタグではIZODとLACOSTEが同じラベルに入り、下の小タグにPATRONやCottonの表示が付く資料があります。現在のポロではDEVANLAYとケア表示が目に入り、別のタグにはDESIGNED IN FRANCE、MADE IN PERU、RN・CA番号が示されることもあります。
写真から拾う五つの欄
- ブランド・ライン:CHEMISE LACOSTE、IZOD LACOSTE、LACOSTE LIVE、for J.Crewなど。
- サイズ:42、7、3、4、1/2 PATRONなど、数字と記号をそのまま記録する。
- 生産・設計:MADE IN FRANCE、MADE IN PERU、DESIGNED IN FRANCEなど。
- 素材:100% COTTON、COTON、ALGODÓN、PATRONなどの表記。
- ケア・識別:DEVANLAY、洗濯指示、RN、CA、RFCなど。
この五つを分ければ、「フランス製だから何年代」「ワニがあるから古い」といった単独判定を避けられます。生産国は生産国、ライン名はライン名、サイズ数字はサイズです。年代は情報を並べた後に、ラベルの構成と服全体の仕様から目安として考えます。
CHEMISE LACOSTEとMade in France表示を読む
CHEMISE LACOSTEのタグは、白地に緑色のワニと黒い文字が配置され、上部や周辺にMade in Franceの文字が見えるタイプがあります。トップ画像では、CHEMISE LACOSTE、Made in France、ワニの向き、ラベルの縫い付け位置を一つの資料から確認できます。文字の色やワニの大きさは、ラベルを比較する入口になります。
別の青いポロのタグでも、CHEMISE LACOSTEとMade in Franceが横長の白い布に入り、下部に赤・緑のラインが見えます。似たタグでも、縁取りの色、文字の位置、サイズ数字の付き方が異なる場合があります。ロゴの雰囲気だけで年代を固定せず、タグに印字された国名とライン名を正確に記録します。
フランス製表示は生産欄として残す
Made in France、Fabriqué en France、Hecho en Franciaのように、複数言語で同じ生産地を示すタグがあります。これらはタグに印字された生産表示として記録しますが、製造年の数字ではありません。同じ国名でも、ライン、サイズ、ケア表示、販売向けの仕様が異なる可能性があります。
記事でフランス製を紹介する場合は、「Made in Franceが読める」「CHEMISE LACOSTEの文字がある」「サイズ42が別欄にある」のように、読める事実を分けて書きます。タグにない製造年を補ったり、文字が読めない部分を別資料から足したりしないことが大切です。
IZOD LACOSTEは別の表示系統として見る
IZOD LACOSTEのラベルは、IZODとLACOSTEが一つの楕円や横長の布に入り、緑のワニと赤い口が中央に配置される資料があります。別の白いシャツでは、IZODの文字とLACOSTEが上下に分かれ、その下に1/2 PATRON、100% COTTON、WPL100といった小タグが見えます。
この表示は、CHEMISE LACOSTEのラベルと似たワニを使っていても、タグに書かれたブランド名と構成が異なります。IZODがあるか、LACOSTEだけか、下の素材タグに何があるかを分けて記録します。ロゴが似ていることを理由に、二つの表示を同じ年代・同じ生産背景として扱わないようにします。
サイズ表示とPATRONを混同しない
IZOD系のタグには、数字や分数がサイズ、PATRONが別の表示として付く場合があります。数字を見つけたら、サイズ欄なのか、別タグの文字なのか、タグのどの位置にあるのかを確認します。日本のサイズ感へ即変換せず、実寸を測って別欄に記載するのが安全です。
IZOD LACOSTEのタグを年代の手掛かりにする場合も、ラベルのデザイン、生産表示、素材、ボタンや襟などの服の仕様を組み合わせます。ワニの形だけで結論を出さず、写真で確認できる文字を根拠として残してください。
DEVANLAYのケア表示は状態確認にも使う
DEVANLAYと書かれたケアタグには、フランス語と英語で洗濯方法が並ぶ資料があります。Machine wash warm、No bleach、Do not tumble dry、Medium hot iron、No dry cleaningなどの注意が確認でき、タグ下部にDEVANLAYの文字が入ります。これは年代を一点で示す表示というより、個体の扱い方とタグ構成を確認するための情報です。
ケア表示の文章量は、製品カテゴリーや販売地域で変わる可能性があります。別のアクア色ポロのタグでも、40度洗い、漂白禁止、乾燥機禁止、アイロン、ドライクリーニング禁止などが並びます。タグに書かれている内容をそのまま読み、服の状態や洗濯履歴は別に確認します。
ケアタグが残っていても状態は別評価
ケアタグがきれいに残っていても、襟の黄ばみ、袖口の擦れ、縮み、色落ち、ボタンの欠損がないとは限りません。タグの情報は仕様・扱い方として記録し、コンディションは服本体の確認結果として別に書きます。これにより、年代の推測が状態評価にすり替わりません。
写真を撮るときは、ケアタグの文字が読める接写と、タグがどこに縫い付けられているか分かる引きの写真を残します。文字を加工して見せる場合も、実物にない単語を作らず、判読できない箇所はそのまま不明と扱います。
L!VE・for J.Crew・Made in Peruを照合する
Lacosteのタグには、L!VEのように感嘆符を含むロゴ表示や、for J.Crewのように販売先・企画先を示す文言が付く資料があります。通常のLacosteロゴと文字の構成が異なるため、ライン名を見分ける入口になります。そこにDESIGNED IN FRANCE、MADE IN PERU、RN 87651、CA 16998などが組み合わさる場合もあります。
Made in Peruは生産国の情報であり、DESIGNED IN FRANCEは設計・ブランド背景の表示として別に読む必要があります。二つを一つの「フランス製」へまとめることはできません。タグの上下にある文字を、設計・生産・サイズ・番号の欄に分けて記録します。
ライン名やfor J.Crewのような文字は、古着を分類するうえで有効ですが、それだけで年代や品質を断定するものではありません。タグに書かれた表示を事実として紹介し、生産国や実寸、素材、状態を別の欄で補足します。
数字サイズとRN・CA番号を省略しない
Lacosteのポロでは、42、7、3、4などの数字サイズがタグに見える場合があります。数字の位置、ロゴの上か横か、別の白タグかを確認し、タグに書かれた形をそのまま記録します。サイズ7とMade in Peru、サイズ42と100% Cottonが同じ写真にあるように、数字は生産表示や素材表示とは別の情報です。
RN 87651、CA 16998、RFC LMC-783106216のような番号がある場合は、見出しごとに転記します。番号を西暦に変換したり、サイズと同じ数字として扱ったりしないようにします。番号が照合の手掛かりになっても、製造年の答えとして単独で使うものではありません。
数字を見たときの確認順
- 数字がサイズ欄にあるのか、RN・CA・RFC欄にあるのかを確認する。
- 42、7、3、4などの形を省略せず、タグ上の位置と一緒に記録する。
- 実寸の肩幅・身幅・着丈・袖丈を測り、タグサイズと別に示す。
- 数字から年代や日本サイズを直ちに断定せず、他の表示と照合する。
サイズの国際表記を紹介する場合は、タグの数字と実寸をセットにします。古着は洗いや着用による縮み、個体差、リペアで寸法が変わることがあります。タグ情報と状態を別々に記録すれば、読み手が自分の服と比較しやすくなります。
Lacosteのタグを表示別に比較する
下の表は、今回の資料で確認できる文字と役割を、年代断定ではなく比較用に整理したものです。ワニの色やラベルの形が似ていても、ライン、生産地、ケア、番号が違います。手元の個体を調べるときは、分かる欄だけを埋めてください。
| 見える表示 | 主な役割 | 確認例 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| CHEMISE LACOSTE | ブランド・ライン表示 | Made in France、ワニ、横長ラベル | フランス製表示だけで年式を決めない |
| IZOD LACOSTE | ブランド名の組み合わせ | IZOD、ワニ、PATRON、Cotton | CHEMISEと同じ系統として一括しない |
| DEVANLAY | ケアタグ・製品表示 | Machine wash、No bleach、No dry cleaning | ケア表示は状態の良さを保証しない |
| DESIGNED IN FRANCE | 設計・ブランド背景の表示 | MADE IN PERU、RN・CAと併記 | 生産国のMade inと分けて読む |
| L!VE・for J.Crew | ライン・企画先の表示 | サイズ3、サイズ4、Made in Peru | ロゴだけで年代や価値を断定しない |
| 数字・RN・CA・RFC | サイズ・識別情報 | 42、7、RN 87651、CA 16998 | 数字を西暦に変換しない |
「フランス製のLacoste」と紹介するときも、タグにMade in Franceがあるのか、DESIGNED IN FRANCEとMade in Peruがあるのかを明記します。どちらもフランスに関する文字を含みますが、生産地の意味が違います。言葉を短くしすぎず、タグの役割を残して説明してください。
年代が確定できない個体では、ラベルの特徴、読めた文字、服の仕様、状態を分けて提示します。年代は複数の要素が重なったときに「目安」として示し、タグだけから一点の年を創作しないことが、再利用しやすい解説になります。
購入前に見るLacosteタグのチェックリスト
- ワニのタグ全体と、首元・内側・裾などの取り付け位置を撮影した。
- CHEMISE、IZOD、DEVANLAY、L!VE、for J.Crewなどの表示を区別した。
- 42、7、3、4、PATRONなどの数字・記号をそのまま転記した。
- Made in France、Made in Peru、Designed in Franceを分けて確認した。
- 100% Cottonや多言語の素材表示、ケア指示を別項目に記録した。
- RN、CA、RFCの番号をサイズや年代と混同していない。
- ブランドタグ、サイズタグ、ケアタグが同じ個体に付くか照合した。
- 襟の擦れ、縮み、色落ち、ボタン、ワニ刺繍の状態をタグ情報と別に見た。
タグが欠けている個体でも、読める文字とラベルの形を正確に残せば比較材料になります。複数のタグが付く場合は、ブランド・サイズ・生産・ケア・番号を一つの印象にまとめず、どのタグのどの欄に何があるかを分けて書きます。
Lacosteはワニのアイコンが強く、ラベルの小さな違いが見落とされやすいブランドです。ロゴを入口にしても、最後は印字・生産地・サイズ・素材・ケア表示へ戻りましょう。実物に書かれた情報と、そこから導く年代の目安を分ければ、古着の比較記事として長く使える内容になります。
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まとめ
Lacosteのタグを年代の目安として読むときは、CHEMISE LACOSTE、IZOD LACOSTE、DEVANLAY、L!VE、for J.Crewなどの表示を、サイズ、Made in、素材、ケア、RN・CA番号から切り離して記録します。Made in FranceとDesigned in France・Made in Peruは役割が違い、数字サイズと識別番号も別の情報です。
年代はワニの印象だけで決めず、ラベルの構成と服の仕様、複数の表示が重なったときに目安として示します。印字された文字は改変せず、判読できない部分は推測で補わず、最後に実寸と状態を加える。この順番が、Lacosteの古着タグを正確に比較するための基本です。