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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のタグ年代判別|茶タグから90年代黒タグまで

ノースフェイスタグ年代判別アウトドア

THE NORTH FACEの古着は、首元のロゴタグだけで製造年を断定できません。茶色のロゴ、黒地に白ロゴ、USA製表記、GORE‑TEXの副タグ、ケアタグの住所・素材・生産国・管理コードを順番に確認し、さらに本体の生地、ファスナー、縫製、モデル構成と照合します。本稿では、70〜80年代に多い茶タグから90年代の黒タグ、海外生産が広がる時期まで、買い付け時に使える見方を整理します。

掲載画像10枚は、公開された実物商品の写真を視覚資料として参照し、背景・明るさ・構図を記事用に整えたものです。元資料にない製造年、型番、RN番号、生産国、素材混率は追加していません。JAM、デザートスノー、BerBerJin、情熱バンコクおよび関連サイト・SNSは参照元から除外しています。

最初に見る7項目

  1. ブランドタグの地色:生成り×茶、黒×白など
  2. ロゴの組み方:文字の太さ、ハーフドームの線、余白
  3. 原産国:Made in U.S.A.、Chinaなど
  4. ケアタグ:住所、洗濯表記、素材、管理コード
  5. 副タグ:GORE‑TEX、サイズ、ライン名
  6. 縫い付け方:四辺縫い、吊りループ、タグの重なり
  7. 本体仕様:生地、裏地、ファスナー、ポケット、刺繍

1970年代後半〜1980年代|生成り地の茶タグ

初期のダウンジャケットやベストで代表的なのが、生成りの織り地に茶色でロゴを入れた、いわゆる「茶タグ」です。タグ単体が茶色なのではなく、ロゴ文字とハーフドームが茶系である点を確認します。経年したタグは黄ばみ、毛羽立ち、縫い糸の変色が本体と自然に揃います。

THE NORTH FACE茶タグとケアタグ
生成り×茶ロゴのブランドタグと、別体のケア表示

茶タグは市場で人気が高いため、タグだけを移植した個体にも注意が必要です。四辺の針穴が不自然に二重になっていないか、タグ周辺だけ糸が新しくないか、裏地の退色とタグの汚れが釣り合うかを見ます。ロゴが古いから本体も必ず古い、という一方向の判断は避けます。

オレンジのリップストップに付く茶タグ
斜めから見ると、タグの厚み、縫い代、裏地の経年が比較しやすい

茶タグの文字とサイズタブ

古い個体ではブランドタグの下に小さなサイズタブが独立して付く例があります。文字位置やタブの付き方には製品差があるため、サイズタブの有無だけを年代の決め手にしてはいけません。ロゴの比率、縫製、本体の仕様を一組として観察します。

THE NORTH FACE茶タグの織りとサイズタブ
織り糸、ロゴの茶色、四辺ステッチ、小さなサイズタブを確認

1980年代|USA製ケアタグを読む

首タグより多くの情報を持つのが内側のケアタグです。USA製の表記、英仏併記、所在地、洗濯記号、裏面に素材表示がある旨、下端の数字などを一続きで読みます。数字は製造管理に使われる場合がありますが、すべての品番を一般的な西暦変換で読めるわけではありません。

THE NORTH FACE USA製ケアタグ
USA製表記、Berkeleyの住所、洗濯記号、下端コードをまとめて見る

住所表記は会社情報の変化を追う補助線になります。ただし、在庫タグの継続使用や工場差があり、住所一つで年を一点指定するのは危険です。印字のフォント、タグ素材、端の処理、英仏表記の順番、本体の品質表示と矛盾がないかまで確認します。

USA製と住所と管理コードの拡大
原産国・所在地・コードは、個別ではなく同じタグ面の構成として読む

1980年代末〜1990年代前半|黒地に白ロゴ

黒地に白いロゴを織ったスクエア型タグは、90年代のシェル、フリース、ダウンなどでよく見られます。現行品にも黒白ロゴは存在するため、「黒タグ=90年代」とは限りません。古い個体では、別体のサイズ・ケアタグ、吊りループ、裏地の構成、USA製表記などが年代を絞る助けになります。

90年代THE NORTH FACE黒タグとUSA製ケアタブ
黒白ロゴ、吊りループ、下に重なるサイズ・ケア表示

ロゴタグの四辺ステッチが均一か、吊りループがどこに挟まれているか、下の品質タグが同じ縫い目で固定されているかを観察します。洗濯による縮みや波打ちは自然ですが、ブランドタグだけが極端に新しい場合は交換や補修の可能性を考えます。

斜めから見た黒タグと吊りループ
タグの重なりと縫い付け位置は、後付け判別にも役立つ

1990年代|GORE‑TEX副タグと海外生産

テクニカルシェルでは、ブランドタグの下にGORE‑TEXの小タグ、その下に素材・サイズ・RN・CA・生産国を記した白いタグが重なる例があります。黒タグだけで年代を決めず、この「タグの階層」を見ます。メッシュ裏地、配色、止水構造、ファスナーなどモデル固有の仕様も重要です。

THE NORTH FACE黒タグとGORE-TEX品質タグ
ブランド、機能素材、品質表示が縦に重なる90年代型の一例

RN 61661はTHE NORTH FACE製品で広く確認される登録番号ですが、製造年そのものではありません。同じ番号が長い期間にまたがって使われるため、RNだけで「90年代」と断定するのは誤りです。CA番号、生産国、素材表記、タグの言語数、本体モデルを併読します。

GORE-TEXタグとRN 61661の拡大
RN・CA・生産国・素材混率を一枚の品質タグとして照合

Made in Chinaでも90年代候補はある

USA製だけをヴィンテージの条件にすると、海外縫製へ移行した90年代の重要モデルを見落とします。中国、香港、韓国などの表記があっても、当時のロゴタグ、GORE‑TEX副タグ、配色、パターン、パーツが整合すれば年代物の候補です。原産国は真贋判定の合否ではなく、年代と生産体制を考える材料です。

90年代カラーブロックシェル内側のタグ配置
タグだけでなく、襟・メッシュ・配色・ファスナーとの整合を見る

2000年代以降との見分け方

2000年代以降は、品質タグが長く多層化し、複数言語、細かな素材混率、モデル・シーズン管理情報が増える傾向があります。近年の復刻やヘリテージ企画では古いロゴ表現を採用することもあるため、表面のブランドタグだけでは逆戻りが起きます。タグ束の厚み、印字方式、ケア記号、モデルコード、ホログラムや認証ラベルの有無を本体と合わせます。

一方、古い商品でも補修時にケアタグが切られたり、着用で印字が消えたりします。情報が少ない個体は即偽物ではありません。断定の強さを下げ、年代幅を広く取るのが安全です。

年代判別の早見表

年代の目安主なタグ特徴必ず併せて見る点
1970年代後半〜80年代生成り地、茶ロゴ、USA製、別体ケア裏地、ダウン仕様、縫い糸、ジッパー
1980年代USA製ケア、所在地、英仏表記、管理コード住所だけで一点断定しない
80年代末〜90年代前半黒地に白ロゴ、独立サイズタブ、吊りループ現行黒タグとの混同に注意
1990年代GORE‑TEX副タグ、RN 61661、海外生産も増加素材・原産国・モデル仕様を照合
2000年代以降長い多層品質タグ、多言語、細かな管理情報復刻ロゴはケアタグ側で判断

購入前チェックリスト

  • ブランドタグと本体の退色・摩耗が揃っているか
  • 四辺ステッチや針穴に付け替えの痕跡がないか
  • 茶タグ・黒タグという色名だけで断定していないか
  • Made in U.S.A.と海外生産を年代順に整理したか
  • RN 61661を製造年と誤読していないか
  • GORE‑TEX副タグと素材表示、本体構造が一致するか
  • ファスナー、裏地、ポケット、刺繍の仕様も確認したか
  • シームテープ劣化、ダウン抜け、コーティング剥離を確認したか

結論:THE NORTH FACEは「茶タグ」「黒タグ」の暗記だけでは不十分です。ブランドタグ、ケアタグ、副タグ、生産国、素材、本体ディテールを重ねるほど、年代判別の精度が上がります。

本記事は古着選びの情報整理を目的とし、メーカーによる真贋保証や鑑定に代わるものではありません。

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