Supremeタグを五つの欄に分ける
Supremeの古着を見ると、赤いロゴの形やタグの色から年代を当てたくなります。しかし、Tシャツ、フーディー、ボンバージャケット、コラボ商品では表示の役割が違います。最初から年式を決めず、タグ型・ブランド、サイズ、素材、生産地、番号・ケアの五つへ分けて記録します。
USA製のTシャツにはPRE-SHRUNK、100% COTTON、MADE IN U.S.A.、Mなどが見えます。Canada製のフーディーはサイズタグとRN・CAが別に付き、China製アウターにはShell、Body Lining、Sleeve Liningの内訳が出ます。国名だけを抜き出さず、同じタグの周囲の文字まで残します。
画像から拾う五つの情報
- タグ型:赤いSupremeタグ、白いケアタグ、New York City表示など。
- サイズ:L、M、Medium、Small、Sなど。
- 素材:100% COTTON、Shell 100% nylon、Body Lining 100% cottonなど。
- 生産地:MADE IN U.S.A.、MADE IN CANADA、MADE IN CHINA。
- 番号・ケア:RN 101837、CA 38135、洗濯・乾燥表示、PRE-SHRUNK。
この分け方を使うと、赤いタグだから古い、Canadaだから特定年代という単独判断を避けられます。タグの字体や縫い付けは比較の材料、国名と素材は個体を分ける材料、RN・CAは見出し付きの番号として扱います。
撮影時は首元のブランドタグだけでなく、脇の素材・ケアタグ、サイズタグ、アウターの裏地表示まで同じ個体として残します。見えない文字を似た資料で補わず、未確認の欄は未確認のまま記録します。
Pre-Shrunk・100% Cotton・Made in U.S.A.
SupremeのUSA製Tシャツには、PRE-SHRUNK、100% COTTON、MADE IN U.S.A.、LやMが見えるタグがあります。Pre-Shrunkは縮みを抑える加工・表示として読み、100% Cottonは素材、Made in U.S.A.は生産地、サイズ文字はサイズとして別々に記録します。


二つのUSA表示を比べても、タグの形や周囲の服の文脈が違います。コラボ名が本体にあっても、タグにある素材・生産表示はその個体の事実として扱います。写真にないコラボ名やサイズを別の資料から加えないことが大切です。
USA表示だけで年式を決めない
Made in U.S.A.は生産表示であり、製造年を直接示す日付とは限りません。タグの縫製、ボディのステッチ、襟・袖・裾、プリント、ケアタグを合わせて確認します。Pre-Shrunkの文字があるから特定年代、100% Cottonだから古いという説明へ短絡しないようにします。
タグサイズと実寸も分けます。MやLの印字があっても、洗濯・着用・デザインで現在の着用感は変わります。肩幅、身幅、着丈、袖丈を測った場合は、タグの文字とは別の欄に残します。
Made in Canadaとサイズタグ
Supremeのフーディー資料には、赤いSupremeタグの横にMADE IN CANADAと付く構成があります。小さなタグにサイズ、別タグにRN・CAが配置される場合もあるため、タグを一枚に合成せず、縫い付け位置と個体の対応を記録します。


二つの資料はCanada表示を含みますが、片方はL、もう片方はSmallと記されています。現代のサイズへ勝手に変換せず、タグの文字・実寸・服種を別々に扱います。RN 101837とCA 38135も、生産地やサイズとは別の情報です。
Canadaの国名とRN・CAを混同しない
Made in Canadaは生産地、RN・CAはタグ上の登録番号です。番号が見えること自体は比較材料になりますが、数字から製造年を算出しません。RNとCAの見出し・数字・位置をそのまま転記し、意味が確認できない番号は番号として残します。
フーディーでは、裏起毛、リブ、フード、紐、縫製、毛玉、縮みなどをタグと別に確認します。タグの国名が同じでも、服の仕様や状態は個体差があります。
Made in ChinaとNew York Cityを読む
SupremeのChina製タグには、MEDIUM、MADE IN CHINA、Supreme New York Cityなどが見える資料があります。New York Cityはブランド表示、Made in Chinaは生産地、Mediumはサイズとして欄を分けます。所在地・ライン・生産国をひとまとめにしないことが重要です。


New York Cityの文字があっても、服がNew Yorkで生産されたことを意味するとは限りません。ブランドの表示と生産地を分けて記録します。Chinaタグは現行・古着のどちらかを国名だけで決めず、タグ型・素材・服の仕様と照合します。
アウターは部位別素材を落とさない
ジャケットのタグにはSHELL: 100% NYLON、BODY LINING: 100% COTTON、SLEEVE LINING: 100% POLYESTERなど、部位ごとの素材内訳が出る場合があります。これを「ナイロンジャケット」とだけ短くせず、表地と裏地を分けて残します。
ケア表示に洗濯、漂白、乾燥、アイロンの注意が続く場合は、素材欄とケア欄に分けて記録します。画像に見えない表示を別の資料から補完しないことが基本です。
Shell・Lining・RN・CAを読む
Supremeのアウタータグは、ブランド名やNew York Cityだけでなく、Shell、Body Lining、Sleeve Lining、CARE INSTRUCTIONS、Made in China、RN 101837を一つのラベルへまとめる資料があります。見出しを先に読み、数字・素材・生産地をそれぞれの欄へ置きます。

RN 101837は、タグの見出しに続く番号として記録します。CAが別のタグに付く場合も、RNとCAを一つのコードへ合成しません。数字の一致だけで別個体を同じ年代・同じモデルと断定しないことが重要です。
素材表示と現物の状態を分ける
Shellが100% nylonでも、現在の撥水性や手触りは服の状態によって変わります。Body LiningやSleeve Liningの素材も、タグにある構成と現物の劣化・補修を別に説明します。タグは表示、現物は状態として記録してください。
タグの裏側にケア表示がある場合は、洗濯記号・漂白・乾燥・アイロン・ドライクリーニングの可否まで確認します。見えない場合は未確認とし、似たタグのケアを足しません。
コラボ・メーカー表示をどう扱うか
Supremeのタグには、Nostalgia Co. Mitchell & Ness Philadelphia, PA. U.S.A.のように、メーカー・ライセンスを示す表示が付く資料があります。Supremeというブランド名、メーカー名、都市・住所、Made in Chinaを別情報として扱います。

コラボ・メーカー表示は、商品がどの企画や製造関係に属するかを調べる入口になります。ただし、メーカー名や住所だけで製造年・真贋・価値を確定するものではありません。タグの縫い付け、素材、ボディ、サイズ、ケア表示と合わせて確認します。
タグにPhiladelphia, PA. U.S.A.があっても、Made in Chinaと同じ意味ではありません。所在地と生産地は別欄です。印字を日本語へ短縮しすぎず、元の英字と記号をできるだけ残します。
Supremeタグの比較表と年代の考え方
資料をまとめると、SupremeのタグはUSA製Tシャツ、Canada製フーディー、China製アウター、メーカー・コラボタグなど、用途別に表示が違います。比較表は製造年の断定ではなく、手元の個体を分類するためのものです。
| タイプ | 確認できる表示 | 見るポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| USA Tシャツ | PRE-SHRUNK、100% COTTON、MADE IN U.S.A.、M/L | 素材・生産地・サイズ | USA表示だけで年代を決めない |
| Canadaフーディー | Supreme、MADE IN CANADA、Small/L、RN 101837、CA 38135 | タグ位置・サイズ・番号 | RN・CAを年式コードにしない |
| Chinaアウター | NEW YORK CITY、Shell・Lining、MADE IN CHINA、RN 101837 | 部位別素材・ケア | 所在地と生産地を混同しない |
| コラボ表示 | Mitchell & Ness、Philadelphia, PA. U.S.A.、Made in China | メーカー・住所・生産 | 住所を製造国としない |
年代は確定・候補・未確認の三段階で残します。製造年が直接印字されていない場合、通常は候補または未確認です。タグ型、素材、生産地、RN・CA、ケア、服の仕様が同じ個体で一致した範囲だけを年代の目安として説明します。
集合資料やコラボ品は、別のタグの情報を一つに合成しないよう注意します。見えない文字を創作せず、確認できる事実と推測を分けることが、Supremeタグを読む基本です。
購入前に見るSupremeタグのチェックリスト
- Supremeのタグ型とNew York City表示を確認したか。
- PRE-SHRUNK、100% COTTON、Shell・Liningの素材表示を読んだか。
- Made in U.S.A.・Canada・Chinaを印字どおり確認したか。
- L、M、Medium、Small、Sを実寸と分けたか。
- RN 101837、CA 38135、ケア表示を見出し付きで残したか。
- Mitchell & Nessなどメーカー・コラボ表示を別欄へ置いたか。
- タグ情報が同じ個体の縫製、裏地、プリント、状態と対応しているか。
- 国名・ロゴ一つだけで年代や真贋を断定していないか。
首元タグ一枚の写真では、素材・ケア・番号が確認できないことがあります。タグ全体、裏面、脇のケア表示、服の実寸を確認し、見えない情報は未確認として残します。
タグを横断して比較する
Stussyのタグ年代を見る:USA・Mexico・China、赤青バー、RN・CAを整理した記事です。
X-LARGEのタグ年代を見る:次の記事では、ストリート系タグのサイズ・生産表示を比較します。
リンク先が未作成の場合は、企画表の順番に合わせて順次追加されます。
まとめ
Supremeのタグ年代を考えるときは、タグ型、Pre-Shrunk・100% Cotton、Made in U.S.A.・Canada・China、New York City、Shell・Lining、RN・CA、メーカー表示を分けて読みます。生産国やロゴだけで年式を断定せず、同じ個体のタグ・服種・実寸・状態と照合し、確認できた事実と推測を分けることが正確な記録につながります。

